2020.07.22
【九州パンケーキ素材】松井農園さんのアイガモ米ができるまで〜田植え編〜
九州パンケーキの大切な材料の一つ”発芽玄米”は、オーガニック農業のふるさとと言われる宮崎県綾町の契約農場【松井農園】で無農薬の合鴨農法で丁寧に育てられたお米で作られています。
美味しいアイガモ米ができるまでを、連載していきたいと思います。今回は、田植えについて取材してきました。
アイガモ農法とは・・・?
家禽(かきん)であるアヒルと野生のマガモを掛け合わせた品種がアイガモです。アイガモ農法は、殺虫剤・除草剤を使用して殺虫・草取りをする替わりに、田んぼにアイガモを放して除草・害虫の駆除をしてもらい無農薬でお米を作る農法です。雑食性のアイガモは、水田内のウンカ類など害虫を好んで食べるため害虫防除効果がありますし、泳ぎながら水田を掻き回し、水田内に酸素を補給するとともに、常に水を濁らして水温を上げ稲の成長を助けます。稲についている虫を食べたり、アイガモが動くことによって与えられる接触刺激が稲に作用し茎太で、株張のよいしっかりとした稲を作るとも言われています。
品質や収量に大きく影響してくる苗づくり
稲作には、苗半作(なえはんさく)という言葉があります。良い苗が作れるかどうかで、その年の作柄が半分は決まってしまうという喩えです。それだけ苗作りは、品質や収量などに大きな影響を与えるのです。
苗床で水や温度調整して丁寧に育てられた苗は、しっかり詰まっていました。
松井農園との取り組み
現在、松井農園は、40アール(4反)の田んぼを合鴨農法によって管理していますが、これを直接お客様に販売することで、少しずつ水田を増やし、合鴨農法の素晴らしさを地域に伝えていけたらと取り組んでいます。
松井農園は、綾町で25年前から無農薬有機農業に取り組んでおり、合鴨(あいがも)農法の水田で大切に育てられているお米を、九州パンケーキをはじめとして、九州七つの雑穀麺の原材料として大切に使わせていただいています。
【続きはこちら!】【アイガモがやってきた編】/【稲刈り編】
原材料を九州の産地から調達
私たちの九州アイランド(KYUSHU ISLAND®︎)ブランドは、すべての原材料を九州の産地より調達しています。取り組みの真ん中には、いつも「農業」があり、2012年12月に九州パンケーキが発売されて以降、一貫して「九州の素材だけで作りたかった毎日のおいしさ」という理念に忠実なものづくりを続けています。